いまさら聞けないWebサイトの集客施策とは?
2021.12.02
今回は昨今のマーケティングにおいて欠かすことのできないWebサイトの集客施策をピックアップさせていただきました。
「Webマーケティングの部署に配属されたけど、初めての業務で何をやったらいいのかわからない」
「今までもWeb上でいろいろやってきたけど、今後何を実施していけばいいのかわからない」
そんな方の参考になるよう、Webマーケティング施策をまとめさせていただきましたので、参考にご活用ください!
そもそもWeb集客とは?
Web集客とは、インターネット上で行われる集客のことで検索からの流入はもちろん、Web広告やSNSなど様々な集客方法が存在します。
ビジネスで集客を行っていく場合、ただユーザーを集めるだけではなく「自社サービスのお客様になりそうな人」をどれだけ集められるかが重要となります。
代表的なWeb集客施策
検索エンジンからの集客(SEM:Search Engine Marketing)
検索エンジンから、目的のWEBサイトもしくはランディングページに対して、訪問者を増やすためのマーケティング施策となります。
外すことのできないSEOはもちろん、状況に応じて広告を活用したりMapへの対策を行ったりと状況に応じたマーケティング施策を実施する必要があります。
SEO:Search Engine Optimization
サイトやランディングページの構造やコンテンツの内容を改善していくことで、Googleをはじめとした検索エンジン上で、自社のページがより上位に表示されるように対策することをまとめてSEOと呼びます。
課題の洗い出しを行うための分析や改修に工数はかかるものの、費用が発生することはなく最もオーソドックスなWeb集客手法となります。
リスティング広告など
リスティング広告をはじめとした、Googleをはじめとした検索エンジン上に表示される有料広告を活用した集客施策となります。
最近ではリスティング広告だけではなく、Googleのショッピング広告も検索キーワードによっては検索エンジン上に表示される機会が増加しているため、拡販していくサービスにあわせた広告の選定や運用を行っていく必要があります。
MEO:Map Engine Optimization
Googleマップでの検索結果において上位表示させることを指し、”ローカル検索”や”ローカルSEO”と呼ばれることもあるマーケティング手法です。
飲食店やアパレルショップをはじめとする、店舗を保有するビジネスにおいては欠かすことのできない集客手法で、SEOと同様に時間とノウハウがあればコストをかけることなく対策を行うことが可能です。
SNSからの集客
TwitterやInstagramをはじめとしたSNSを活用した集客手法となります。
各SNSごとに特徴やユーザー層が異なっているため、目的に適したSNSの運用を強化することが大切です。
日本国内ではLINEに次いで2番目に利用者の数が多いSNSとなっており、拡散力の高さが特徴となっています。
写真を主体としたサービスとなっており、若い女性を中心に人気の高いSNSです。写真以外にも、ストーリーやIGTVなどの新規サービスも続々とリリースされており、今後もさらなる成長が見込まれます。
原則として実名登録が推奨されているため、他のソーシャルメディアと比較をしてフォーマルなイメージが強いSNSです。新たな交流が目的のユーザーは少なく、友人や知人との情報交換、近況報告といったコミュニケーションが目的になっています。
YouTube
動画投稿・共有サービスにおける絶対王者として君臨しているサービスで、Google検索に次ぐ第2位のプラットフォームとなっています。
マーケティングにおいてもTVCMの需要が低下し、YouTube動画広告の需要が急拡大するなど重要度の高いSNSです。
TikTok
10代から20代の若い世代での利用率が非常に高い動画投稿SNSとなっており、若年層に向けた情報発信力が魅力です。
ウェブ上に散らばっている画像を自分の好みに応じて収集できるサービスとなっています。
ECサイトとの連携も簡単で、カタログのような使い方をすることで購買意欲の高いユーザーにアプローチすることができます。
外部サイトからの集客
検索エンジンやSNS以外の外部サイトからの流入を増加させる集客手法です。
アフィリエイト広告
アフィリエイト広告とは、「広告主」「アフィリエイター」「ASP」の3者によって成り立っている広告手法です。
アフィリエイターに自社サービスの紹介をしてもらうとともに、該当ページへのリンクを張ってもらうことで自社サイトでは上位表示できないキーワードで検索しているユーザーの誘引を促すこととができます。
純広告
純広告とは、特定のメディアの広告枠を買い取り、掲載する広告のことを指します。
アクセスの多い媒体や知名度の高い媒体に広告を掲載すれば、より多くの人に広告を見てもらうことができ、高い認知拡大効果が期待できます。
ネイティブ広告(記事広告・タイアップ広告など)
純広告とは違い、広告を自然にメディアに溶け込ませるように作られた広告をネイティブ広告といいます。
メディア内に自然に溶け込ませることで、ユーザーが広告に感じる不快感を軽減させることができ、一般的な広告よりもクリックされやすい傾向があります。
また、信頼度の高い大手メディアに広告を掲載することでサービスの信頼度向上につながる場合もあります。
メールを活用した集客
保有している配信リストに対してメールの配信を行い、集客や商品およびブランドのファン育成、サービスの購入などの目的を達成するための施策です。
あくまでも保有しているリストに対しての配信となるため、新規での集客には向かないものの離れてしまった顧客を呼び戻したり、リピート率を高めたりと様々な効果が期待できます。
また、様々な会社からリリースされているMA(Marketing Automation)ツールを活用することで、効果検証や配信セグメントを切り分けることが容易になり、ハガキ等によるDMより効率的な運用が可能な点も見逃せません。
Web集客で成功するために大切なこと
上記のように、Webマーケティングでは集客手法だけでも多種多様な施策を実施することができることがお分かりいただけると思います。
膨大にある手法の中から下記のような項目を意識し、目的にあわせた施策を実施することで成果の拡大につなげることができます。
1.目的を明確にする
”何のために集客をするのか”を明確にすることで、施策の方向性が固まります。
ECサイトであれば下記のように目的を細分化していくと、成果の上がりやすい目的が明確になりやすくなります。
「サイトでの売り上げを拡大するため」
↓
「Instagramが売り上げに貢献している」
↓
「Instagramのフォロワー数が売り上げに影響している」
↓
「Instagramのフォロワー数を増やすことが目的」
2.ターゲットを明確にする
目的が明確になったら、次はターゲットを明確にしましょう。
自社サービスが中高年をターゲットにした商品にも関わらず、若年層の利用比率が高い”TikTok”で集客施策を実施しても、最終的な目的である購買につながる可能性は非常に低くなってしまいます。
3.戦略を決める
目的・ターゲットが明確になってようやくマーケティング戦略を決めることができます。
広告を活用するのか、検索エンジン上での露出を強化するのかなど、目的やターゲットにあわせた戦略(施策)を定めることで、効果的な集客活動を行うことができます。
4.戦術を決める
戦略(施策)が決まったら”どのような打ち出しを行うのか”、”どんなキャッチコピーにするのか”などの戦術を決めていきましょう。
印象に残りやすいバナーや興味を惹くようなキャッチコピー、競合優位性などを的確にPRすることでより高い成果を望むことができます。
5.PDCAをしっかりと運用する
どんなに戦術・戦略がしっかりした施策であっても、必ず成果が出るわけではありません。
実施した施策に対して、効果検証を行い改善していくことで成果の拡大を目指していきましょう。
まとめ
Web集客と一口に言っても、目的やターゲットによって手法は様々です。同じ手法(戦略)でも内容(戦術)によって違った施策となるため、どれだけ的確な施策をコンスタントに実施できるかがポイントとなります。
もちろん、マーケティングにおいては絶対的な正解は存在しないため、どんなに綿密な計画や分析をもとに実施した施策であったとしても、思ったような成果が出ないことも多々ありますが、プラン(P)に基づいた施策(D)であれば失敗した際も検証(C)から改善(A)までスムーズに行うことができるため、効率的かつ効果的なPDCAサイクルを回していくことができるため、成功確率もどんどん向上していきます。
アンカラードジャパンでは、お客様に合わせたプランニングから運用、検証、改善まで一気通貫でサポートさせていただくこともできますので、Web集客にお悩みの際はお気軽にご相談ください。