いまさら聞けない!プロモーションの基礎知識①
2023.02.08
マーケティングの現場でよく使われるプロモーションという言葉の意味、ご存じですか?
なんとなくは分かるけど、改めて意味を説明してほしいと言われると、意外と「どういう意味なのか分からない …。」と言ったことはよくありますよね。
そこで今回は、プロモーションの基礎を詳しく説明します。
プロモーションの意味とは
プロモーション(promotion)とは、消費者に製品やサービスを知ってもらうための活動全般のことを指します。どれほど良い商品やサービスを生み出しても、それらを消費者に知ってもらわないことには、売上に繋がりません。
消費者がプロモーション活動を通じて、消費者に存在や魅力を知ってもらい、実際の購買につなげることが重要です。
マーケティングの4P
プロモーションについて詳しくみていく前に、マーケティングとはどういったものなのかを簡単に頭に入れておきましょう。何故かと言うと、プロモーションはマーケティングの内の1つの要素だからです。
マーケティングの定義はさまざまですが、本記事ではこのように定義します。
マーケティングとは、顧客満足を軸に『売れる仕組み』を考える活動
そしてその「売れる仕組み」を考える活動の中に、「どのような商品をどのような価格でどのように売るか」という戦略を立てるためのプロセスがあります。
これは、マーケティングの4Pといわれており、4Pは
商品(Product・プロダクト):何を売るか
価格(Price・プライス):いくらで売るか
流通(Place・プレイス):どこで売るか
販売促進(Promotion・プロモーション):どのように売るか
に分けられます。
今回は、その4Pの中の「プロモーション」に焦点を当てて解説します。
広義のプロモーションと狭義のプロモーション
プロモーションは企業と顧客のコミュニケーションであるため相互通行の関わりになると述べましたが、これは広義の意味でとった場合です。
実はプロモーションには広義の意味と狭義の意味があります。
広義の意味では、以下の4点を総称してプロモーションと呼びます。
・パブリックリレーションズ(PR)…商品の情報を第三者から発信してもらう行動
・セールスプロモーション(販売促進)…消費者に直接購入するよう働きかける行動
・人的販売…見込み客や既存顧客に対面でアプローチする行動
SNSや口コミなどを活用したプロモーション活動も強力な存在となっています。
狭義の意味では、セールスプロモーション(販売促進)をプロモーションと呼びます。
ただマーケティングの世界では、広告とセールスプロモーションを混合して使うことが多いです。
いかかでしょうか。プロモーションは広義と狭義で違いがあること、マーケティングの世界においては混合して使われていることがお分かりになったのではないでしょうか。そのため、プロモーションという言葉自体の理解が曖昧になってしまうのも無理はないですよね。
次回はプロモーションの4つの手法と6つのツールについてご説明します。